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| パラグライダー何でもQ&A 初・中級編 | |
| ・尻もちランディングについての対策 | |
| Q 東京に住むMY(女性)です。 つい最近やっとパイロットを取ったのですが、ランディングでいつも足から降りられなかったり腰砕けになり、尻もちをついてしまいます。 何か良いアドバイスを下さい。 |
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| A まずは、パイロット取得おめでとうございます。浜名湖フライトパークにもぜひ飛びにいらしてください。 さて、尻もちランディングの要因として、風に対しファイナルアプローチが正対していなかったり、ランディング時にスタンドアップの姿勢がとれていない事もありますが、あなたがP証を取得されているとの事でそれ以外の原因と思われ、よくあるケースを2つあげてみました。 原因 1 ハーフグレークのタイミングが早く(又は深く)、フルブレークがかからない。 原因 2 ブレークコードが長く、フレアーがかかりきれていない。 この2つは丁度の逆の現象でNPから初心者パイロットの方によくある傾向です。 対策1 ランディング時の最後の操作、フルブレークは前進スピードを殺す事と同時に一時的に揚力を出し、足がソフトに大地に接する事が目的です。 ハーフブレークが早過ぎたり、深すぎるとスピードが無くなりフルブレークの際、揚力が出ません。 フルブレークはスピードエネルギーを利用してフレアーをかけるのですからフルブレーク直前では、ある程度のスピードが必要です。ランディング時に大地が接近してくると、そのプレッシャーから深めのグレークになりがちです。 この様な傾向の方はファイナルアプローチの際、「ハーフブレークは少し浅め」とつぶやいてみて下さい。 多少早めのハーフブレーク操作は適切に戻す事が望ましいですが、浅めにする事によっても問題は無くなります。 対策2 こちらは現象として1の全く逆であり、逆の対策を行えば良いかに思えますが微妙に違いも有ります。 原因1はブレーク操作のタイミングが問題で原因2は単純にフレアーの量が起因しています。 2の対策として ファイナルターンが完了したら早めにブレークコードを手に半回から1回巻き取っておきましょう。 注意点としてコードを巻き取った分を考慮して方向修正やブレーク操作を行ってください。 フルブレーク操作の直前で慌てて行わない様、早めにコードの遊びを巻き取る様を心掛ましょう。 1・2の対策でブレークコードの長さを安易に調整してはいけません。 メーカーや機種により、バラツキのあるブレークコードの長さはそれなりに理由が有ります。 とうしても行いたい場合は、最寄の信頼出来る教員に相談してみましょう。 |
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| 翼端折れの回復方法 | |
| Q スクールカードやパイロット試験では片翼潰しの際、「旋回に入らない様ブレークコードをあて、直線飛行を維持しながら潰れた翼を回復させる事。」となっています。 ところが、クロスカントリー誌では「潰れた側に旋回させながら回復のポンピング操作を行った方が良い。」との記事が載っていました。どちらが正しいのでしょうか? (NP生 ANさんより) |
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| A 1年程前のクロスカントリージャパン誌(以下CCJとします)のフライトテクニックコーナーの話ですね。 CCJでの内容は特にコンペ機について対象となります。 コンペ機は一般機に比べアスペクト比が高いため、 ストールポイントが高い・ストール特性が激しい・旋回モーメントが高いなどから、不用意なブレークコード の操作はストールに入る危険が有ります。 過去、私が乗ったグライダーで50%片翼潰れにて直線飛行 を維持し回復操作を行ったところ、潰れからの回復後、大きく挙動が現れた物が3機有りました。 しかし、それらは既に生産中止となり現在の市販機では潰れた方向に旋回させなければ回復しない グライダーは有りません。もしその様なグライダーが存在するのであれば絶対に乗ってはいけません。 3分の2以上の片翼潰れの場合、たとえ潰れた方向へ緩い旋回にいれたとしても機体はストールかそれに近い状態になっています。 この場合でも直線飛行を維持し、それまでの飛行慣性により得られて いる大気スピードを利用してエアインテークに空気をいち早く入れる方が得策です。 ポイントとして逆のブレークコードを引き過ぎ、ストールに入れない様注意して下さい。 ですからP証試験では片翼潰しからの回復操作の際、「逆方向にグライダーが向かないか。」 を採点の重要なポイントとしています。 また、上級テクニックとしてCCJの方法も存在する事も事実です。 これは、車に例えると、コーナーを曲がる際、タイヤを路面にグリップさせる事が基本ですが、タイヤを意図的に滑らせるドリフトターンも存在する事と似ています。 まずは基本操作をマスターし、機体を上手く操れるようになってからはじめて通用する技です。 |
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| ・フラットスピンって何? | |
| Q はじめまして。私は今年の8月からパラグライダーを始めました。 今NPを目指してがんばってます。 そこでいろいろHPを検索していたら質問を聞いていただけるHPを見つけたので早速メールをしました。 あの、最近「フラットスピン」という言葉を聞いたのですが、意味がわからないので教科書とか見たのですが載っていないなく分からないままなんですが、「フラットスピン」とはどういう意味なんでしょうか?よろしければ教えてください。お願いします。 あとそのような、分からないことがでてきたら、どうやって探せばいいのですか?何かに記載されてるんですか?教えてください。お願いします。 (K.Y 女性 B級技能) |
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A
メール有難うございます。 KYさんNPを目指しているとの事で頑張って下さい。パイロットになられましたら是非、浜名湖にも遊びにいらして下さい。
最近「フラットスピン」という言葉を聞いたのですが、意味がわからないので教科書とか見たのですが載っていないなく分からないままなんですが、「フラットスピン」とはどういう意味なんでしょうか? さて、KYさんのご質問のフラットスピンですが、JHFパラグライディング教本NP証課程39ページNP6−11にスピンのメカニズムや対処方法が記載されています。まずはこちらを熟読して下さい。
ここで少し、教科書の補足説明をします。
スピンとは翼(機体)がその名の通り、コマの様に回転した状態を言います。
これと似たような状態でスパイラルが有りますが、この2つは大きく異なる現象で、しっかりとその違いを把握しましょう。
まず、スパイラルは翼が一見、回転しているかの様に見えますが、翼の上面・下面に気流が綺麗に流れている、つまり翼は滑空状態にあり旋回飛行の一つです。スパイラルは難しい技ですが、滑空状態である事からパイロットは機体を操作する事が出来、高度処理など必要に応じて使う技です。
これに対しスピンとはコマの様に回ってしまう状態ですから、滑空していませんので非常に危険な状態です。機体にスピードが無い状態(失速に近い状態)から左右のバランスが崩れた場合におきます。
具体的には体重移動を使わないで急激な旋回運動をした場合や、乱流で翼が大きく潰れ機体が失速状態になった時にも起こりやすい現象です。スピンを止めようとして逆のブレークコードを引いても直らない場合が多く、パラグライダーの飛行において、有ってはならない状態と言えるでしょう。 この状態からの回復はまず、翼を滑空させる必要があります。操作としては基本的にバンザイ、ブレークコードを引かないで早く機速を回復させる事が第1です。
詳しい対処方法はこのコーナーだけでは表現できませんので、必ず信頼できる教員のもとで会得して下さい。
「そんなに恐ろしい事か!」と思うかもしれませんが「恐ろしい事」です。でも必要以上に怖がる事でも有りません。
まず、機体の選定でスピンに入りにくい、入っても回復しやすい安全な機体を選べば良いのです。
そして、スピンに入れない方法や入った時の対処方法をキチット学べば克服できます。
スピンにはその状態からいろいろな呼び方がつけられました。
ストール(失速)状態からバックする様にスピンに入る事をバックスピンと呼んだり、コマの様に平たく回る現象をフラットスピンと呼んだりします。この他に翼が垂直状態になるバーチカルスピンと呼ばれるものもあります。
また、スピン状態の円心が翼の内側に有る場合、ネガティブスピンと呼び、その円心が翼の外側にある場合、ポジティブスピンと呼ぶ事が有ります。
いろいろな呼び方はありますが、スピンをその現象で名前を付けているもので、その基本はPGの教科書の通りです。
分からないことがでてきたら、どうやって探せばいいのですか?
何かに記載されてるんですか?教えてください。 パラグライダーの用語に関する一通りの説明は、先のJHF発行のPG教本で充分です。
教本の最後に索引がありますのでそこから捜してください。
だた、PG業界も進化しておりますので新しい用語も生まれていますし、好んで専門用語を多用する方もいるようです。
パラワールド誌やフライヤー誌から、かなりの情報が得られますし、不定期ですが用語集も付録されます。
ただ、書物などで得られた情報は時として読まれた方に誤って伝わったり、その方のレベルにそぐわない事もあります。
判らない事を判るまで教えてくれるのがスクールですので最寄の教員にドンドン質問してみましょう。
判らない事を知ったかぶりしたり「どうもあやしいな?」と思われる事が有りましたらその教員から離れるべきです。
当HPにお問合せくだされば可能な限りお答えして参りますので是非また、このコーナーをご利用下さい。
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| ・ピッチング・ローリングの要領 ・偏流飛行の秘訣 |
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| Q 私は茨城に住むR・Yです。ヨロシクお願いします。 最近ピッチング・ローリングを練習し始めたんですが、どうしても上手く行かないのです。 みんなには結構コツとかは聞いたりしてるんですが、なかなか上手くリズムに乗れないんですが、どうしたらよいでしょうか?? あと〜・・・、初歩的なことだと思うのですが、偏流飛行も最近分からなくなってしまって困ってるんですが、何かいいアドバイスがあったら教えてください。よろしくお願いします。 |
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| ・なぜDHV1−2のグライダーがそれ程、低速レンジになっていないの? | |
| Q 始めてお便りします。今夏、訪問したいと思ってホームページを見て日頃の疑問をぶつけてみたくなりました。 よろしくお願いします。 パラはテイクオフもランディングも低速です。粘って浮きを取ろうとする時も低速です。 大会に出てスピードを競うのでなければ、低速が利いたグライダーの方が安全率が高まると思うのですが、カタログを見てもDHV1−2グライダーでほとんど22キロー50キロです。 一部20キロー51キロ、20−45がありますが18キロなどありません。18−40とかがあっても良さそうなのになぜないんでしょうか。 埼玉県 yamashigeさんより |
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| A yamashigeさん、こんにちは! 是非この夏、浜名湖フライトパークにお越し下さい。お待ちしています。 さて、yamashigeさんのご質問を考察するにあたり、次の事実をまずは再認識しましょう。 失速速度を遅くしたグライダーは最高速度も遅くなる。 パラグライダーのスピードレンジ、とりわけ低速(失速速度)は翼面荷重により決ってしまいます。 勿論、形状やセッティングでも多少の変化はあり、できるだけ低速から高速までレンジの広い翼を造るべく各メーカーは凌ぎを削っている訳ですが、それでも失速速度は翼面荷重により決定される事が支配的です。 強風や荒れ気味のコンディションの際、バラストを持ち飛行する場合がありますが、重くする事により巡航速度が上がりますが失速速度も上がっていきます。 また、低速を重視した初級グライダーの翼面積が大きく、上級機ほど小さくなる傾向からも理解できると思います。この辺はJHF教本「翼面荷重とポーラーカーブ」を思い出して頂くとして、ここで再認識する事は「失速速度を遅くすると最高速度も遅くなる」事です。 それではなぜDHV1−2のグライダー(機体)がそれ程、低速レンジになっていないのでしょうか? 理由は2つに分けて考えると判りやすいでしょう。 まずはじめに、最近のDHV1-2のグライダーは今までのような初級グライダーのカテゴリーではなくなった事です。 4年位前からでしょうか・・、高性能でありながらDHV1-2の安全性を持つグライダーが出現しはじめたのです。 かつて初級グライダーの定石であったDHV1-2のクラスは今ではベテランパイロットが好んで購入する高性能な機体に様変わりし、F1などの大会では優勝する事も、めずらしくなくなりました。 ここ1年を振り返りますと、DHV1の機体ですら充分満足出来る高性能機が現れております。 つまり現在のDHV1-2のグライダーは一昔まえのコンぺ機並のパフォーマンスを持つようになった事です。 逆にある程度のパフォーマンスを持たないDHV1-2機はもう売れないと言う事です。 そして先の再認識「低速が利いた(失速速度が遅い)グライダーは最高速度も遅くなる。」事実で、これがグライダーのパフォーマンスを大きく落としてしまう事になります。 yamashigeさんの言われる通り、低速にすれば弱いリフト帯で、いわゆる「浮き」が良くなりますし、ランディング・テイクオフではある面で安全率が高まります。 しかし、最高速度が低くなる弊害も同時に発生してしまいます。 遅いグライダーでは、少し強い向かい風が吹けば前に進めませんし、それは遅いばかりか、自分の行きたい所まで到達する事も出来ません。 またシンク帯や乱気流に入った場合、容易に脱出できませんので高度を大きくロスしますし、危険にもなります。 つまり遅いグライダーとは、言い換えば木の葉の様に風に左右されやすい弱いグライダーと言う事にもなります。 またそれはかえって、安全性を落とす結果にもなってしまいます。 この様な事から、特にテイクオフ・ランディングの安全と、し易さを最優先とする初級グライダーを除き、一般にyamashigeさんが調べたDHV1-2のグライダーの失速速度は程々のスピード、20から22キロあたりにセッティングされ、同時にある程度の高速域も確保しているものが現在ほとんどとなっております。 |
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