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気圧  (きあつ)
 
 気圧が低いと天気が悪い、とか気圧が下がって行くと天候も下がって行く。
など気圧は私達、パラフライヤーにとって深い関係があるが、それは天候を左右すると言う意味に於いてであって直接関係している訳ではない。
直接の関係ではバリオメーターやアルチメーター(高度計)がある。
両者共に気圧そのものを読み、それを毎秒あたりの高度変化や高度に換算している。
従って、日により異なる気圧変化を補正しなければ、実高度と表示高度に差が発生する。
なお、バリオメーターは気圧の変化を表してはいるが、それは短い時間での気圧の変化を測定するものであるから、気圧配置などによる変化は修正する必要はない。

 気温  (きおん)
 気温とは大気(空気)の温度であるが、中学校で勉強した「海風と陸風の原理」はその気温差で起こる代表的な例であり、季節風がなぜ吹くか?これも同じような現象がマクロ的におこっているものである。
こう考えると、  梅雨前線はなぜ発生するのか? 日本はなぜ雨が多いか?
など、おおよそ私達フライヤーに関係している殆どの気象現象は、気温の差により起こっている。
「気温について述べる。」となると莫大な量になる為、ここでは私達フライヤーが直接関係している事柄についてのみ簡単に述べる。

体感気温
  通常、体感温度といわれ、湿度や風により人間が感じる気温(温度)と実際の気温とは異なって感じるのである。
外国に行くと日本より湿度が少ない所では気温が低く感じる事はそれである。
また、扇風機に当たれば涼しく感ずる。
「今日は気持ちがいい」と薄い服でフライトをして思わぬ寒さでランディングする。
これは上空に行くにしたがい気温が下がる事と同時に、体感気温によるものでもある。
1m/s風が吹くと1℃低く感じる。パラグライダーは毎秒10m位だから10℃下がると思ってよい。
体感気温は湿度でも大きく左右するがフライトでは、湿度は考えなくともよい。

気温分布
 普通、高度が高くなるにしたがい気温は下がってゆく。
気温減率にもよるが、100m高くなるにつれて、−0.6℃くらいと思えばよい。
1000m上空では、地上で20℃の気温も14℃である。
そのうえ、体感気温により更に10℃低く感じる。

対策として、フライトでは「体を冷やさない。」「凍傷から身を守る」事から基本的に肌を表面に出さない事が大切である。

その日の最高気温と最低気温
 その日の最高気温が日中発生するとは限らないが、ごく特殊な場合を除き、その日の最高気温は昼間に発生して、最低気温は夜か明方となる。
この2つの差が大きい程、その日の大気は活発に活動している。
言い換えれば、差が大きい程、強いサーマルが発生する。これには3つの要因がある。

1 最高気温が高い事は、日中、よく陽があたる事を意味する。よく陽があたほど強いサーマルが発生しやすくなる。
2 最低気温が低い事は「夜間によく大気が冷された。」あらわれである。
 太陽から地表が照射を受けるエネルギーは曇を考えない場合、その季節ではほぼ一定で、周りとの気温差により発生する。
サーマルは相対的に周りの気温が低い程つよくなる。 よって、最低気温が低いほどサーマルは強くなる。
3 最低気温が低い事は、放射冷却が大きかった事を意味する。
 放射冷却が大きかった事は雲が少なかったため、日中はNo1.の様に最高気温を上げる。

その他、「風が比較的に強く、日中の逆転層が消えやすい」などもサーマルを強くする要因である。

この様に気温とパラグライダーは大きく関係している。

気温については文献が広く、専門書も出回っており参考にするとよい。


気温減率 (きおんげんりつ) とは
 大気は、普通、高度が上がるにつれて気温が低くなっており、その時、高さとともにどのように変化しているかを測定したものを単に「気温減率」または環境の気温減率という。


機 材
 (きざい) とは 
 パラグライダーの飛行に必要な道具をまとめて機材という。
 例) 機体・ハーネス・ヘルメット・シューズ・計器・手袋・ザック など


技 能 証 (ぎのうしょう) とは
 知識も含めパラグライダーの操作技術レベルを証明するシステムとして技能証制度がある。
技能証制度はパラグライダー誕生以来、JHFが行ってきたが、2004年よりJPAが発足し独自の技能証制度もスタートした。
技能証のレベルとしてJHFでは
  A級
  B級
  ノビスパイロット
  パイロット
  クロスカントリーパイロット があり、
JPAでは
  パラメイト
  ベーシックパイロット
  プライマリーパイロット
  パイロット
  エキスパートパイロット
となっている。
いずれの場合も2004年現在、更新制度が無い為に一度取得すれば一生有効である。(将来は変わる可能性がある。)
一般にライセンスとも呼ばれるが、技能証とはその技能を有している証しであって、免許証・許可証あるいは公的資格でもない。ただ、パラグライダーやハンググライダー界ではこの技能証制度が車の免許証のような扱われ方をしており、事実上ライセンスと考えても良いと思われる。

キムラス
 cumulus とは
 積雲のこと。

逆 転 層 (ぎゃくてんそう) とは 
 普通、気温は高度が上がるほど低くなるが、これが逆に高くなることがある。気温が逆転している空気の層を逆転層という。逆転層では空気の上下運動を弱めたり、空気の層を分けて風の流れが変わるなどの状態となる。

キャッツクレイドル cat's cradle とは
 パラグライダーの競技のひとつ。あらかじめ指定されたパイロンを繋いで最も長い距離を飛ぶ事を競う種目。

キャノピー canopy とは
 パラグライダーの翼になる部分。


キャノピークロス
 canopy cloth
 とは
 キャノピーを作っている素材をいう。
現在、ナイロンとポリエステルの2種類が使われている。これらの素材はそのまま使用されるのではなく、表面に有機化合剤が塗られ、空気が透過しないようにコーティングが施されている。


キャンバー  camber とは

キャンバーの説明
キャンバーの説明図

 キャノピーの翼弦線と、中心線との距離。
キャノピー(翼)が効率良く揚力(リフト)を発生させる為に横から見るとアーチのようなカーブを描いており、キャンバーの値が一番大きいところを最大キャンバーという。
最大キャンバーが大きいと揚力の発生も大きいが抗力も増える。
高速レンジの機体ほどキャンバーは小さめ(薄め)の傾向があるが、パラグライダーのスピードはなるべく低速から高速までレンジを広げたく、また失速特性やキャノピーの剛性にも影響する為、キャンバーの値はプロファイルを含めメーカーにより違いを見せている。



仰  角
 (ぎょうかく・げいかく) とは
 アタックアングル参照

業務用無線 (ぎょうむようむせん) とは
 一言で業務用無線と言っても、警察や消防の連絡システムから酒屋さんの配達伝言までその種類は様々である。
業務用はその目的が業務であり、パラグライダーのフライヤーがレジャーで使用する事は出来ない。
パラグライダースクールで講習生の誘導の為に使用する目的に一番近いものとして簡易業務用無線がある。
しかし、この簡易業務無線は上空での使用が認められていない。
スクールの際、テイクオフやランディング或はお店との連絡には問題ないが、トランシーバーを講習生に持たせフライトを誘導する事は明らかな電波法違反となる。
無線機にはこの他に特定省電力無線航空レジャー無線アマチュア無線などがある。


許容飛行重量
 (きょようひこうじゅうりょう) とは
 その機体のサイズで飛行できる重さの範囲を言う。
許容飛行重量とも言うが、最近の重量の表現はパイロットの体重・装備品・機体の重さなど総重量で表すのが常となり、あえて「総」を付けなくても総重量を意味する。


緊急パラシュート
 (きんきゅうパラシュート)
 とは
 レスキューパラシュート。バックアップパラシュート。リザーブパラシュート。短く略してキンパラとも言う。
パラグライダーが何らかの原因により翼が変形したり、スピンや空中接触などをおこし、安全な飛行、着陸が出来ないと判断したときに使用する。


緊急ランディング (きんきゅう landing) とは
 本来、予期していない状況の発生で止むを得ず着陸してしまうこと。


キールシステム keel system
 形状としては丁度ハンググライダーのキールポケットの様にキャノピーの中央部を下側に突起させた様なものをいう。
ジングライダーのズールーから取り入れられ、ボレロ3でも採用されている。

メーカーのキャッチフレーズは
初級機にあるピッチ方向の強すぎる自立安定性をキールシステムの採用で解決しました。このキールの効果で、スピード&グライドのパフォーマンスを兼ね備えたグライダーとして、パイロット取得後のサーマルソアリングをストレスのないものとしてくれます。(ボレロ3カタログ解説より)

としている。

具体的にどの様な理屈から働いているか?
キールシステムの生みの親である珍氏に質問の機会をえた。
その詳しいメカニズムは判らなかったがテストフライトの結果、「キールシステムの付いているものと付いていないものでは明らかな差を感じる。」との事である。
特に、ピッチに対する安定は飛躍的に向上する。
と強調され今後、このシステムがどう採用されていくか他社の動向にも注目したい。

そのメカニズムをあえて考察すると
1 左右に分流される気流により直進安定性が得られる。(少ないロスでより高いスタビ効果をうむ。)
キャノピーの硬性があがる。
2 一番強く揚力を発生する部分を下側に膨らませる事により細かく変動する揚力を抑え、安定した揚力の発生にする。
結果  ピッチ安定も柔らかくなる。
などがある。

しかし、それらは推測の域を脱していなく、今後明確になりしだい明記していく。

キールシステム センターの下側にキールが確認できる。(写真はズールー)
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